しま子の読書会ブログ

読書会をするブログです。たまに私が見た本や映画の紹介もしたいです。

2017-01-01から1年間の記事一覧

読書記録②:「敗者の読書術―圧倒的な力の差をくつがえす発想法」 高橋弘樹 著

お恥ずかしいのですが、私は「読書術」という名のつくものが大好きです。 「楽しいから本を読んでいるんだ!」と胸を張って言えればいいのですが、そんなピュアな心は小学校に置いてきてしまいました。 ふつふつと湧き上がる、どうしても読書を「自分に還元…

第十五回 「雪の断章」 佐々木 丸美 著 (創元推理文庫)

今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん 姉「同じ作者でミステリーだと思ったらドラマだった読後感と、ドラマだと思ったらミステリーだった読後感どっちがいい?」 私「どっちでも~」サンタロウデモラエタミスドノフレンチクルーラーパクー 姉「……どっちがいいか聞いてるんだけ…

第十四回 「地底旅行」 ジュール・ヴェルヌ作 朝比奈弘治訳 (岩波文庫)

今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん ある日、シュガさんは言いました。 シュガさん「冒険がしたい」 私・姉「!?」 シュガさんはたまに冒険がしたくなります。今回の行き先は地底だと言うことで、ジュール・ヴェルヌの「地底旅行」に決まりました。 …

第十三回 「差別語からはいる言語学入門」 田中克彦 著 (ちくま学芸文庫)

今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん 普段しゃべっていて、あんまり言葉について考えることってありません。 例えばいま使った「普段」という言葉。実はもともと漢字では「不断」と書いていて「いつまでも続く意味」が転じて「いつもの状態があること…

第十二回 「丘の屋敷」 シャーリイ・ジャクスン 著 渡辺 庸子 訳 (創元推理文庫)

今回の参加者 私、お姉ちゃん、シュガさん 私はいわゆるホラー物がダメです。 なにがいやなのでしょうか、と自分自身に問いなおしてみました。 ・暗さを巧みに利用した奇襲攻撃。 ・不気味な無生物が動くこと。夢の国の着ぐるみなんかも怖い。 ・死の恐怖。…

第十一回 「地図と領土」 ミシェル・ウェルベック 著 野崎 歓 訳 (ちくま文庫)

今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん 「ハヤカワ文庫の本裏のあらすじが壮大なネタバレになっていた!(怒)」 なんて話を良く聞きます。 その洗礼を初めて受けたような気がしています。もしこれから読む人は「帯」も「あらすじ」も見ずに読むことをお…

映画鑑賞 「夜明け告げるルーのうた」(※ネタバレあり)

友人と一緒に「夜明け告げるルーのうた」を見てきました。 映画館で映画を見るときって、あんまり泣きたくないんですよね。大勢の中で鼻をすすったりすると恥ずかしくて、かといって鼻水垂れ流しにすると気になるし・・・。 だからねむようこさんのポップで…

第十回 「ラピスラズリ」 山尾悠子 著 (ちくま文庫)

今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん 世の中には分からないものがあります。 数年前、数少ない友人から薦められた山尾悠子さんの「ラピスラズリ」。 難しくて、小説の世界にまったく入れずわけが分からない、と友人に言った時の苦笑いが今でも忘れられ…

第九回 「自負と偏見」 ジェイン・オースティン著 小山太一 訳(新潮文庫)

ぎりぎり四月、間に合いました!!! 深夜番組表だったらまだ四月です!なのでぎりぎり月一本ペースのはずなんです! 今回の参加者 私、お姉ちゃん、シュガさん ああ! 面白かった! 600ページほどの「自負と偏見」を読み終わり、満足感でいっぱいになり…

第八回 「コンピュータが小説を書く日~AI作家は『賞』を取れるか~」  佐藤 理史 著 (日本経済新聞出版社) 

参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん わたしはAIや人工知能と聞くとドラえもんや鉄腕アトムが頭に浮かんできます。まるで人間のように会話し、喜びや悲しみの感情を持ち、自分でものを考えるロボットたち。 そして人間の仕事がロボットに奪われるのではな…

第七回 「バナールな現象」 奥泉 光 著 (集英社文庫)

二月滑り込み!!! ズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!! ふぅ・・・ 今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん 最近、外国文学の読書会になりつつありました。 なので今回は日本の作者でやりたい! というわけで、その時に読んでた「小説の聖典(バイブル)」と…

第六回 「ユービック」 フィリップ・K・ディック 著 朝倉久志 訳 (ハヤカワ文庫)

今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん 大変遅くなりましたが、あけましておめでとうございます! 今年もかなりのスローペースですが、書いていければと思います。 今年の目標:月1回更新!(すでに一月すべりこみですが・・・) 今回はお姉ちゃんが課…