しま子の読書会ブログ

読書会をするブログです。たまに私が見た本や映画の紹介もしたいです。

2019-01-01から1年間の記事一覧

第二十四回 「すべてがFになる」 森 博嗣:著 (講談社文庫)

「人生は孤独であることだ」 とヘルマン・ヘッセは言いました。 死ぬまで孤独です。特に死ぬ瞬間は孤独の頂点ではないでしょうか。 そんなことを考えさせられたのが、今回の課題図書。「すべてがFになる」でした。 孤島のハイテク研究所で、少女時代から完…

第二十三回 「死者の奢り・飼育」 大江健三郎:著 (新潮文庫)

今回の参加者:私、姉、シュガさん 現代文の苦手だった私は高校一年の時に問題集を買いました。その中に「死者の奢り」が入っていました。そして……現代文という教科への苦手意識はますます深くなっていったのです。 あまりにも訳の分からない文章で実際に文…

第二十二回 「重力と恩寵」 シモーヌ・ヴェイユ:著 田辺 保:訳(ちくま学芸文庫)

今回の参加者:私、姉、シュガさん シュガさん「今121Pなのだけどまったく内容が頭に入ってこない」 こんなLineがシュガさんから送られてきたのが読書会前日、深夜十一時でした。 何と残りページ数231P。 100%読了不可能です。なぜなら私は…

第二十一回 「バイバイ、エンジェル」 笠井 潔 著 (創元推理文庫)

今回の参加者:私、姉、シュガさん 今回の課題図書は姉から出されたものでした。姉はすでに読み終わっています。 文庫裏のあらすじを読むと 『ヴィクトル・ユゴー街のアパルトマンの広間で、血の池の中央に外出用の服を着け、うつぶせに横たわっていた女の死…