しま子の読書会ブログ

読書会をするブログです。たまに私が見た本や映画の紹介もしたいです。

第二十回 「IQ」 ジョー・イデ 著 熊谷千寿 訳 (ハヤカワ文庫)

今回の参加者:私、姉、シュガさん

 

シュガさん「なんかこう、何も考えず楽しいの読みたいよね。読書会も『楽しかったー』で終わるような」

 

 今回の課題図書を選んでいる私にシュガさんはそう言いました。

 

私「じゃあ最近話題のミステリー小説にします? こないだヤフ―ニュースで見たんですけど、声優の池澤春菜さんがおススメしてて気になってて」

 

シュガさん「ほうほう。どんな本なの?」

 

私「黒人の探偵が・・・」

 

姉、シュガさん「絶対はなすこといっぱいあるやつじゃん」

 

私「?」

 

 というわけでジョー・イデさんの「IQ」になりました。

 

 そして期待して読んでみたのですが・・・何かいまいちしっくりこないまま読み終わってしまいました。首を傾げながら読書会に向かうとシュガさんが一言、

 

シュガさん「いやー! 本当に面白い小説だった!」

 

 この人との感性が合う読書はいつやってくるのでしょうか・・・。

 

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第十九回 「罪と罰」 ドストエフスキー 著 工藤精一郎 訳 (新潮文庫)

今回の参加者:私・お姉ちゃん・シュガさん

 

 これは私の何の罪への何の罰なのでしょうか・・・

 

 いままでこの読書会でも年末年始には「細雪」や「白鯨」など、本として重い題材を扱うことが多かったです。重い題材を扱うときは全員でその本を決め覚悟を持って決めました。

 それ以外の日は、三人で順繰りと読む課題を決めていくのです。そして次の選定者はシュガさんでした。

 

シュガさん「じゃあ罪と罰で」

 

私・姉「!?」

 

 な、何を言っているんだ、この人は・・・。

 いや、いつかは読まなきゃなと思うのですが、いまじゃ、いまじゃなくても・・・。

 色々あって「罪と罰」を読むのが4回目になるお姉ちゃんは悟りきった目を明後日の方向に向けていました。

 

シュガさん「ま、私は読むの初めてだから。じゃ、よろしく~」

 

 その軽い言葉とは真逆の重い読書に、私の読む手はなかなか進みません。

 とにかく文字、文字、文字! いや本だから当たり前なのですけど、なんかページいっぱいに埋まる黒。真っ黒に見えます。

 それにとにかく心情の描き方がえぐい。どこまでも掘って掘って綴られる心情に私のHPは削られていきます。

 そして統一されない呼称! 一人の人物にどんだけ呼び方あるんですか! ラスコーリニコフとロジオン・ロマーヌイチとロジャーが同じ人物って!

 

 そんな私がミレニアム三部作に浮気しても仕方がないと思うのです。なぜあの五千ページほどの物語はすらすら楽しく読めるのに、この真っ黒な本は読めないのでしょうか。

 

 ふと頭を抱えながら図書室をふらついていると悪魔の本が私の目の前にあらわれたのです。

 

罪と罰―まんがで読破―」

 

 すぐさま私はLINEをシュガさんに送りました。

 

私:「読めなかったらまんがで読破、罪と罰よんできます!」

 

シュガさん:「そんなの読んでる暇あったら原作読め」

 

私:「(´・ω・`)」

 

 

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第十八回 「ケン・リュウ短篇傑作集② もののあはれ」 ケン・リュウ著 古沢嘉通 編・訳 (ハヤカワ文庫SF)

シュガさん「この短篇のこの一文がとても良かった!」

 

 この一言でこの日の読書会の運命は決まってしまうのでした。

 

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第十七回 「水滸伝」 施耐庵 作 松枝茂夫 編訳(岩波少年文庫)

シュガさん「いやーいま幻想水滸伝ってゲームにはまってるんだよねー」

 

 

 この発言を聞いたときから嫌な予感がしていました。

 

 幻想水滸伝

 確かに面白いです。色々な事情を抱えた個性的な仲間に出合い、集めた108人の仲間の中から6人のパーティを決めて敵に立ち向かう。ちまたではⅡが最高傑作と言われていますが、私的には最初にプレイしたⅢが大好きです。使うキャラクターは章ごとに違い、三人の主人公の視点からゲームをプレイしていきます。しかしストーリを進めて行くとその三人の物語が交差し、胸の熱くなる展開に思わず昔プレイした興奮がよみがえ……

 

シュガさん「というわけで水滸伝ね」

 

 と現実逃避をしている間に「水滸伝」になってしまいました……。

 

 ゲームならいいんですが、読む形として108人のキャラクターを追うことは果たしてできるのか。そして楽しめるのだろうか。そんな不安を抱えながら水滸伝を読み始めるのでした。

 

 

 そして読書会当日。

 

姉「……どうだった?」

 

私「……びみょー」

 

姉「あんたが微妙ならシュガさんは好きだろうね」

 

私「うーんそんな気がする」

 

 待ち合わせ場所でそんな話をしていると、遅れてきたシュガさんが第一声

 

シュガ「いや面白かったねぇ!」

 

 私とシュガさんが二人とも面白いという作品は現れるのでしょうか。

 

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第十六回 「増補新訂版 アンネの日記」 A・フランク 著 深町 眞理子 訳(文春文庫)

 年末に毎回行われるのが「読まなきゃいけない気がするけど読む気力が起こらない本選手権」です。

 

 三人が三つの紙に選手権の代表にふさわしい本を書きます。

 

 それをビニール袋にいれて取り出し、その本を読むわけです。

 

 過去には「細雪」や「白鯨」といった本に主に私は苦しめられ続けてきました。

 

 今回私が書いた本のタイトルは「エミール/ルソー」「すばらしい新世界/ハクスリー」「死霊/埴谷雄高」です。「すばらしい新世界」以外出たら死にます。私はずっと「すばらしい新世界でろ!」と祈り続けました。

 

 そしてシュガさんが引いた神の右手に開かれたのは……

 

シュガさん「あ、わたしのだ」

 

 

アンネの日記

 

 

うおぅふ。こんな声がでました。アンネの日記か~そうか~。……。

 

 

 なんとか気持ちを切り替えることにし、一ヶ月の猶予がありましたので読書会十分前に読破しました。

 

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読書記録②:「敗者の読書術―圧倒的な力の差をくつがえす発想法」 高橋弘樹 著

 

 お恥ずかしいのですが、私は「読書術」という名のつくものが大好きです。

 

 「楽しいから本を読んでいるんだ!」と胸を張って言えればいいのですが、そんなピュアな心は小学校に置いてきてしまいました。

 

 ふつふつと湧き上がる、どうしても読書を「自分に還元したい」という気持ち。そんな欲望が自分にとっては唾棄すべき汚い考え方だと思うようになっていました。

 

「本は楽しいから読むんや!」どこかで聞いたことあるようなそんな声が天から聞こえてくるのです。

 

 そんな中で出会ったのが「読書術」と銘打った本たちです。

 

 有名な小説家から、うさんくさそうな評論家まで、さまざまな人たちが独自の「読書術」を書いていました。そこには「自分に還元したい」という気持ちも本を楽しむ一つの在り方として上手く描いてくれる読書術の本もたくさんありました。

 

 本で得られる体験は人それぞれでありますが、読み方にも様々な方法があります。本を読んでいて自分の読み方のスタンスに悩んだ時は「読書術」の本はおススメです。

 

 

 

 前置きが長くなりましたがそんなこんなで「読書術」と書いてある本があるとなんとなく読んでしまう身体になってしまっています。今回読んだ本はテレビ東京プロデューサーの書く高橋弘樹さんの「敗者の読書術」です。

 

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第十五回 「雪の断章」 佐々木 丸美 著 (創元推理文庫)

今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん

 

「同じ作者でミステリーだと思ったらドラマだった読後感と、ドラマだと思ったらミステリーだった読後感どっちがいい?」

 

「どっちでも~」サンタロウデモラエタミスドノフレンチクルーラーパクー

 

「……どっちがいいか聞いてるんだけど(^-^)」

 

「ミステリーだと思ったらドラマの方が読みたいです!」

 

 そんなお姉ちゃんの問いかけ(という名のパワーハラスメントから今回の課題図書が決まりました。

 

 お姉ちゃんが課題図書にあげたのが佐々木丸美さんの「雪の断章」。(ちなみにドラマだと思ったらミステリーの方も佐々木丸美さんの「崖の館」らしいです)

 

 パワハラまがいのおススメで読まされた本ですが、これが本当に面白い!

 下校中の電車で読みはじめて、家に帰って、やらなくてはいけないことがあったのですが、続きが気になってあと十分……と読み始めたら止まらない……。

 

「読み終わってしまった……」

 

 時計を見ると午前四時をさしていてプチパニック状態でした(*^-^*)

 

 この面白さを共有したい!

 

 ウキウキ気分で読書会に向かった私を待っていたのは

 

シュガさん「今回の物語は腹が立ちましたね! 全然おもしろくない!」

 

 この人と分かりあえる日はいつ来るのでしょうか……。

 

 ※最後の方ネタバレがあります。徹夜本と呼ばれるほどのミステリーらしいので、読む予定がある人はぜひ読んでから見てください。

 

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