しま子の読書会ブログ

読書会をするブログです。たまに私が見た本や映画の紹介もしたいです。

第五回 「城」 フランツ・カフカ 著 前田敬作 訳(新潮文庫)

今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん

 

 

 長編小説は時にして苦行に変わります。

 今回はまさに苦行でした。

 カフカのファンには申し訳ないのですが「カフカが遺言で作品を燃やしてって言ったんだからちゃんと燃やしといてよぉ」と何十回も思いました。

 読み終わるまでに疲労困憊です。二回目の読書になるお姉ちゃんはため息が堪えませんでした。我が家はため息の城です。

 それもこれもこんな小説を読ませたシュガさんが悪い!そんな怒りを携えて読書会に向かいました。

 シュガさんは来るなり開口一番。

 

「て、徹夜で呼んだから疲れた・・・」

 

 余裕を持って読みなさい!(# ゚Д゚)

 

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第四回「フォークナー短編集」 フォークナー 著 龍口直太朗 訳 (新潮文庫)

今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん

 

 

スタインベックとても面白かったので、続けてアメリカ文学やりましょう! 今度はフォークナーで!」

 

 

 

 そう意気揚々と言っていた一か月前の私をはったおしたい・・・。

 

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第三回 「スタインベック短編集」 ジョン・スタインベック 著 大久保康雄 訳(新潮社)

今回の参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん

 

 だいぶお久しぶりです。生きるのってとても忙しくて、いつの間にかもう今年が終わりそうです。

 

 今回は色々あってお姉ちゃんが選んだ「スタインベック短編集」が読書会の課題図書になりました。

 

 私にとってこの作品は久しぶりに心から「面白い」と思える小説でした! 勧めてくれたお姉ちゃんに感謝しながら、ルンルン気分で読書会会場(ガ〇ト)に向かうとシュガさんが第一声

 

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読書記録「こころと人生」著 河合隼雄 (創元こころ文庫)

 とてもお久しぶりです。しま子です。

 

 読書会を記録するために始めたブログですが、色々あって読書会が滞っております。

 

 ぶっちゃけシュガさんが初「おめでた」でした。

 

 もう少し落ち着いてから、また読書会を始めたいな、と思っています。

 

 私もせっかく夏休みに入ったので、読んだ本や映画の記録でもしていこうかなと思っています。

 

 今日は「こころと人生」著:河合隼雄(創元こころ文庫)についてです。

 

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第二回 「聴く」ことの力―臨床哲学試論 鷲田清一著(ちくま学芸文庫)

今回の参加者 私 お姉ちゃん シュガさん

   

中間テストでてんてこ舞いでした。

 

今回のテストで石川啄木の短歌が出ました。

 

 

不来方のお城の草に寝ころびて

空に吸われし

十五の心

 

 

啄木は十五の頃に、目標(小説)以外は無駄だからさぼるぜ~。

ってスタンスで授業をさぼっていたと教えてもらいました。

 

なんてうらやましいのでしょうか!

そんな大志を抱いて、まっぴるまから近所の公園で寝られたら・・・!

 

 

 

 

 

 

補導 待ったなしです・・・

 

 

 

 

 

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前準備① 「聴く」ことの力―臨床哲学試論 鷲田清一著(ちくま学芸文庫)

 

 

 ごほん。あまりにも難しすぎて本音が先行してしまいました。

 

 鷲田清一さん、「『聴く』ことの力―臨床哲学試論」

 

「聴く」ことの力: 臨床哲学試論 (ちくま学芸文庫)

「聴く」ことの力: 臨床哲学試論 (ちくま学芸文庫)

 

 

 

 そもそもなぜこのような難しい本が課題図書になってしまったのでしょうか……

 

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第一回 「人間嫌い」のルール 著:中島義道(PHP新書)

参加者:私、お姉ちゃん、シュガさん

(たぶん毎回この三人しかいません笑) 

 

 みなさんは人間が嫌いですか?

 自分と同じ生き物を嫌うって結構すごいことですよね。

 けどそんな「人間嫌い」さんはいるのです。

 それがこの著者、中島義道さんです。

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